あなたの感情があなたの子どもが思春期に入ったということを知らせてくれます 2
マキシンは彼女の息子と冬のジャケットを買いに出かけました。
店員がそのジャケットをお店の袋にいれると、息子は離れていき、袋をカウンターに置いたまま、店からでてしまいました。
マキシンはかばんを掴むと、息子のうれしくなさそうな態度に苛立ちました。
車に戻って、息子に会うと、一体どうしたのかを尋ねました。
彼は言いました。”モールの中をあるいているときに、そんなかっこ悪い店の袋を持って歩いているところをだれにもみられなくなかったんだ。ださすぎるよ。”
マキシンは息子をだきしめたかったのか、つきはなしたかったのかわかりませんでした。
サンディは彼女の甥に会った時のショックを思い出しました。
彼は、靴下がそろってなくても、髪がはねていても、まったく気にしなかった子だったのに、腰パン、ひもなしシューズ、整髪剤で固めたヘアスタイルで現れたのです。かれは完璧に10代ルックをマスターしていました。
ピートは彼の友達にいいました。
“13歳の息子、トレバーのことが全く理解できないよ。ほんの1分前まで親友のように接していたのに、次の瞬間私を敵のようにみて、怒鳴ったり、脅したりしてくるんだ。
かなり抑えつけ始めたんだけれど、彼は自分のその行動をやめることは考えていないようなんだ。こんなに怒った記憶はないよ。”
ピートの友達は笑いこらえきれませんでした。
彼は言いました。
“ピート、ようこそ思春期の世界へ。あなたもついにこちら側になったね。”