問いかける技術
はじめに 良好な人間関係と強い組織を築くために
多様性が今後もさらに増大していくなかで、答えを持っているのはリーダーだけではない。
むしろそれぞれの違いの中に、リーダーが思いもよらなかった解決策があるということ。
それが多様性の富んだ社会で生きていく力と言えるだろう。
今瀬戸市では、未来を生き抜く力をつけるための基本施策として、英語、情報、ジェンダーが上がっているが、そこにこの謙虚さがなかったならば、多様性のある社会では生き抜けないだろう。
今回その部分の提言をする役割をいただいたので、書いてみてもいいかもな。
太字で書いてあるだけ大事なところ。
あくまで「謙虚に問いかける」は相手の警戒心を解くという目的があり、理解したいという純粋な気持ちを持って関係を築くという目的。
もし、それが達成されないのだとすれば、それは違うということ。なぜそんなことになるかは、第1章の最後に書いてあった。
第1章 謙虚に問いかける
人を話すことによって動かすということがメインだった今迄。
それが限界に来ている。最近私の周りでも、コーチやしつもんに関わる人が増えてきているということだろう。
ここでは、謙虚に問いかけることを先行投資としているが、だれのため、なんのための先行投資かということに気を付けないと結局良好な関係は築けないように思った。
そこがないと、「信用」で止まってしまって、「信頼」には至らないかもしれない。
「謙虚」についての分類も改めてこのように書かれると整理されていて、自分の行動を振り返りやすい。
今ある伝統や構造を考えると、リーダーほど謙虚な空気を積極的に、実質的に創る必要がある。
ただ、観点としては新しいものではない。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ということわざもあるくらいだし。
ただ、それをもっと積極的に実践しなくてはならない時代になったということかな。
最後に、「問いかける」とはどういうことか。
よく勘違いされる質問がある。
・誘導的な質問
・巧妙な言葉遣いで煙に巻こうとする質問
・相手を困らせる質問
・質問にみせかけた意見
そして、これらの目的が、相手をやり込めること。
あるな~と思う。
気を付けたい。自戒。
つづく・・・