前回の人工知能の講座で、マインドフルネスの話がでて、こちらの書籍が確か紹介されていたはず。
せっかくなので読んでみる。
タイトルは
Search Inside Yourself
これがそのままプログラムの名前として使われている
ざっくり言えば「瞑想」ということになるので、それほど縁遠いものではない気もする。
SIY(Search Inside Yourself)
これがグーグルでのプログラムタイトル。
まずはこの3ステップ
1・注意力のトレーニング
2・自己認識と自制
3・役に立つ心の習慣の創出
1・注意力トレーニング
これには集中力も含まれていると思う。その集中をどこに向けるかというところの注意力。
確かにこのあたりは、現代の人たちは散漫になっているかもしれない。
次から次へと襲ってくる情報を受け流すためにも、できる限り注意力は散漫にしておく、という処世術が身についてしまっているかもしれない。
そのことによって、本当に大切な自分の感覚や感情までも無視したり、ふたをしてしまったりしている感じ。
2・自己認識と自制
これが2つめのステップ。確かに自分に注意が向けられな変えれば、自分がなんなのか?というところはわからないし、自分がなにを感じていて、何を考えているのか?ということが分からなければ、コントロールもしようがないよな。
3・役に立つ心の習慣の創出
英語だとなんて書いてあるんだろう?usefulになっているのかな?
では、ここではどんな習慣?ということで、具体例。
『誰であろうと人と会ったらかならず、「この人が幸せになりますように」と、まず反射的に思う習慣』
確かに役に立つということもあるんだろうけれど、これぞ「 the 幸せ!」のような気がする。
ということで、マインドフルネスを実践していく上でこれらが3ステップということ。
このあとは、しばらくEQについての説明。
EQとはなにか?EQを高めるとどんなことが起こるのか?などなどをいろいろと解説。
ダニエル・ゴールドマンのEQはもうかなり前に読んだものだったので、なんだか新鮮な感じがしました。
ほかにもヴィクトール・フランクルの刺激と反応の話がでたり、神経可塑性の話、扁桃体の話がでたり、マルコム・グラッドウェルの第一感の話がでたりと、今まで学んできたことがあちらこちらに。
マインドフルネスとは?ということで2つの言葉が紹介されていました。
「特別な形、つまり意図的に、今の瞬間に、評価や判断とは無縁の形で注意を払うこと」ジョン・カバットジン
「自分の意識を今の現実に敏感に保つこと」ティク・ナット・ハン
次の章では、具体的になにをやっていくかということが書いてありました。
ということで、第2章まで。
一番心に残ったところ。
「幸せなのは心の基本設定状態だからだ。」
いろいろ考えるから幸せを感じられなくなる。
きっとただ目の前のことを、ありのまま感じていれば、自然と幸福感がやってくるように人間はできている。
確かにそうだよな~
相手にどう思われるか?とか、これからどうなっていくんだろう?とか、そんなことを考えているときに幸せを感じろって言われても確かにそれはないだろうな~
勝手に子どものことを見て、心配して、自分で幸せ感を感じなくしてしまっているんだろうな。
もちろん考えてしまうことはあるだろうけれど、デフォルトの状態に戻れば、いつでも幸せになれると思っておけば、いろんな場面で緩むことができるだろうな~なんて思いました。
幸せになりたかったら、
呼吸している自分に目を向ければいいし、
目の前で子どもが寝ている、ということだけに目を向ければいいだけ。
人間はそうやって目の前のことをただ感じていれば幸せを感じるようにできているわけだから。
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