子どもを勇気づける関わり方~脳の仕組みに基づいて~ パート2
(パート1はここ)
では、アクティブ・ラーニングっていったいどんな力を付けたいと考えているか。
いろいろあるとは思いますが、今回は特に、「主体的」と「対話的」にという観点に焦点を絞りました。
また、前半に提示した資料でも、企業採用担当者と大学生の意識の差が一番開いていたのが、主体性とコミュニケーション力、ということもありこの2つにしました。
もちろんこれから学校でやってくれるけれども、家庭でもできることはあるんじゃないでしょうか?
では、「主体的」とは何を大切にしたらいいのか。「対話的」とは何を大切にしたらいいのか。ということを伝えました。
本当はここでそれぞれのグループに話し合ってもらいたかったのですが、そこよりも具体事例での話し合いをしてもらいたかったので、ささっと飛ばしました。
そして、ヒントとして、脳の大原則のこちらを紹介
この紹介のために、いくつか事例を紹介。
その後、「一体私たちはどのような関わりをしたらいいでしょう?」という投げかけ。
実際の課題をあげて話し合ってもらいたかったですが、なかなか自分の問題をここであげて、というのもいきなりハードルが高いかな、と思い、あるある事例として、「朝、子どもが起きなくて困っている人~」と投げかけたら、半数以上の人が手を挙げたので、では、それで!ということになりました。
「なかなか難しい課題かもしれませんが、今これだけの方がいらっしゃるんだから、お互いすでに実践していてうまくいったことなど話し合えるんじゃないですか?」
ということで、各グループで、1つだけどのように対応しているか?ということをあげるように目標設定して、5分間の話し合いタイム。
このあたりは今回は時間もありますし、いろいろすぐに話せそうな人も多いと感じたので、すぐに話し合いにしてみました。
そして、ひとつひとつグループ発表。
みなさん、いろいろな視点からの取り組みをされていらっしゃるんだな~と思って発表を聞きました。
全体として、がんばって「主体的」なところに働きかけようとはしているものの、「対話的」というところが欠けていた感じです。
そして、快・不快の原則をあまり利用されていませんでした。
もちろんどれが正解というのはありません。きっと何をやってもうまくいくときもあるし、うまくいなかいときもあります。
そんなものだと思っています。
でも、どうせうまくいかないならば、失敗してもいいから、これからの未来に向けた取り組みにしてほしいと思っています。
「自分のお子さんが大人になって、働くようになって、部下を持つようになったら、どんな上司になっていてもらいたいですか?
人を不快にさせてやる気をださせる上司ですか?賞罰を与えてコントロールする上司ですか?
それとも、部下の話をよく聞き、気持ちよく働かせてくれる上司ですか?
私は自分の子どもには後者のような働き方をしてもらいたいと思っています。
なので、賞罰はほとんど使わなくなりましたし、嫌な思いをさせればいい、と思うことも少なくなりました。。
さて、みなさん、もう一度話し合ってください。
どのような関わりをしたら、「主体的で」な力「対話的」な力を育めるようになるでしょうか?
そして、脳の仕組みを利用した場合、どのような関わりをしたらいいでしょうか?」
ということで、再度グループで話し合い。
「もちろん答えはありません。やってみないとわからないんですが、とりあえずこの場での納得解を探してみてくださいね。」と話しました。
5分間話し合い。
そして、発表。
提案ができたグループもありましたし、そこまでいたらなかったグループもありました。
ここで考えてもらいたかったのは、「賞罰や不快な思いをさせて人を動かさなくても、ほかにやり方がある。」ということでした。
できるできないはとりあえずは横に置いておいて。
そして、まとめへ・・
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今後の講座日程
12月16日(金)10:00~11:30「勇気づけて躾ける」読書会
12月17日(土)10:00~11:00「心がけの授業」体験会 10時~11時
12月20日(火)10:00~11:30母親講座
12月23日(金・祝)、24日(土) アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース
2017年1月7日(土)8日(日) アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース
2017年2月11日(土) 10:00~11:30 新中1向け 中学生の勉強のやり方講座
2017年2月25日(土)26日(日)アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース
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