子どもを勇気づける関わり方~脳の仕組みに基づいて~ パート1

今日は中学校で保護者対象の講座。

「子どもを勇気づける関わり方~脳の仕組みに基づいて~」


最初に自分の自己紹介。

家族構成とやっていることを簡単に。

1・小中学生向けの私塾 2・母親やPTA向けの育児講座など 3・高校生、大学生向けのキャリア講座や就活講座 4・社会人向けにキャリアコンサルと起業コンサル 5・アドラー心理学の入門講座の講師 6・記憶法の講師 7・自主学校(フリースクール)の運営責任者

と昨日いろいろ考えていて、改めて自分の強みというのは、点でみる教育ではなく、線で捉える教育だよな、と。

それぞれのステージで実践の場を持っているというところが強みだな、と。

だいたい教育は、幼児は幼児、小中学校は小中学校、高校は高校、大学は大学、社会人は社会人、保護者は保護者というそれぞれのスペシャリストがいるという感じだけれど、私はそういうすべてを実践しつつ、つなげて考えられるスペシャリストかな、と改めて思えました。

こうやって自己紹介の機会をもらえると、実はいろいろと気づきもあってありがたかったりします。

そして、今日のタイトルに「脳の仕組みに基づいて」ということだったので、脳の仕組みを知っているという証拠として、20個の瞬間記憶を。

そして、内容へ。

 

まず20世紀型の教育についての紹介。

「いいですか。これらが大事ですからね。覚えるように。あとでテストをします。相談なしですからね。」

といってスライドを消す。

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「はい、こういうやり方が20世紀の主な教育の仕方でしたよね。これぞ私たちが受けてきた教育!ということでいいですか?」

ほとんどのみなさんが納得顔。

「でも今は21世紀です。

21世紀は正解のない世界だといわれています。

では、一体どんなチカラを子どもたちは身に付けていったらいいのでしょう?」

と問いかけ。

ここでグループワークに。

今日初めて会う保護者同志の方もいらっしゃったので、グループ内で簡単に自己紹介。

名前、子ども、今住んでいる所。

本当はもう少しお互いの距離を縮めたいところですが、時間の関係で以上の3点だけにしました。

このあたりは結構丁寧に説明をします。だれから話すか、どういう順番で話すか、何を話すか。どういう風に聴くか。

そして、ちょいちょい脳のことも挟みつつ。

「拍手は脳も喜びますからね~ 拍手をしましょう!」といような具合で。

安心感を持ってもらわないと、なかなか話し合いも弾みません。

そして、3回くらい確認して、質問ないか確認して、スタート!

最初のグループで拍手が起こったら、すかさず「いい拍手ですね~!!」

まねしやすいように。

そして、自己紹介が終わった所で、21世紀はどのような力が必要なのかを話し合ってもらいました。

各グループで1つの意見を発表してもらいます。3分間で。

ちょっと「え!?」という空気。

「ですよね。これが21世紀型の教育といってもいいかもしれませんね。

答えはないんです。でも考えるんです。話し合うんです。分からなければ、聴けばいいんです。」

よくよく考えると、保護者はそういう教育を受けてきていないんですよね。

子どもはこれからそういう教育を受けていくからいいですが、大人はそういう機会がない。でも20年後もまだ私たちは生きているわけで。

そう考えると、大人もこの機会にしっかり体感してみるのはダイジだと思って、ちょっと誇張した感じになりましたが、そのようにしました。

また、全体の空気を見て、参加者のホームということもあり、とりあえず今日はそのままフリートークでも大丈夫そうだな~と思って、各グループにお任せしました。

「はい、あと1分です!!」

ちょっとざわつき。いい感じ。

「時間で~す! 今時間を言われてると、やらなきゃ!って脳が動きましたよね。やっぱり目標があると脳は動くんですよ!」とちょいちょい脳の仕組みを挟みつつ。

そして、各グループ発表。場合によっては、発表する人を決めたりしますが、今日は雰囲気上大丈夫。各グループにお任せ。

この辺りから始めれば大丈夫だよな~というグループを指名。

自主性、コミュニケーション能力、個性の発揮などなど まったくその通り!という答え。

この辺りはウォーミングアップということで、答えやすそうな問いにしました。

そして、こんなデータがあります。ということでこちらのデータ

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詳しくはこちら→https://www.manabinoba.com/edu_watch/21771.html

こんなことが大事だといわれているようですよ~

 

一つずつ簡単に紹介。グループのなかででてきたものもありましたし、出てこなかったものもありました。

ちなみに出てこなかったのは、創造性と革新性、市民性や責任についてはでてきませんでいたね。

ここでちょっと批判的思考ということについて。

「「それって本当?」って思うことです。今私がこのように話していますが、それを鵜呑みにしてはいけないということです。自分で考え、検証し、実践して確認していければ素敵です。ただ、少なくとも鵜呑みにしないように。自分の頭で考えるということですからね。」

と。

そのほかは簡単に説明。

 

そして、このように教育は産業からの要請に応えるカタチで行われていくことが多いことも伝えました。

では、実際に企業はどのような人材を求めているか。また、学生はどのような企業を求めているか。

とりあえず私の意見として提示。このあたりも鵜呑みしないようにね、と念押し。自分で考えるということをやってもらいたいと繰り返し。

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さらに、次の資料を提示。

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詳しくはこちら→http://berd.benesse.jp/up_images/magazine/021.pdf

「さぁみなさん、これを見てどう思いますか?何を考えますか?」と問いかけ。

私はこれはかなり危機的状況だと思っています、と伝え、

でもこういった背景もあり、国として、今後の学び方を変えていくという流れになりました。

今まではこんな学び方。

これからはこんな学び方。

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アクティブ・ラーニングという言葉を知っていますかと聞いたところ、半数の方が挙手。

では、2020年に大学入試が変わるということを知っている方は?と尋ねたところ、ほぼ全員が挙手しました・・・

では学校教育がこのように変わっていく中で、私たちができることはなんでしょうか。

後半へつづく・・・

 

一尾塾 2017年度 募集状況

http://www.ichiojuku.com/?p=4326

今後の講座日程

12月5日(月)10:00~11:30 絵本で育てる共感するココロ

12月16日(金)10:00~11:30「勇気づけて躾ける」読書会

12月17日(土)「心がけの授業」体験会 10時~11時

12月20日(火) 10:00~11:30 母親講座

12月23日(金・祝)、24日(土) アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年1月7日(土)8日(日) アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年2月11日(土) 10:00~11:30 新中1向け 中学生の勉強のやり方講座

2017年2月25日(土)26日(日)アクティブ・ブレイン・セミナー・ベーシックコース

2017年3月5日(日)12日(日) 10:00~19:00 アクティブ・ブレイン・セミナー ベーシックコース

直接お電話、メールでのお申込みも受け付けています。

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