みんなの教育サミットinあいち~15歳までの選択肢~
幼児の部 シュタイナー教育 あらはし館 村上智先生
人間には12の感覚があり、7歳までには、触覚、生命感覚、運動感覚、平衡感覚を養う。これらは人生の土台になる。
成長したときに自分で判断して、自分で立って人生を歩んでいく、そのために必要な教育をする。
自由な教育ではなく、自由への教育である。
プロセスを見たり、感じたりすることが大切。
などなど、ほかの幼児教育と共通する部分もあれば、違う部分も。
会場の空気がちょっと変わったところが、
「歯が生え変わるまで(7歳くらいまで)は知的な教育はしない。文字も教えないし、絵本も読み聞かせしない。」
といったところ。
イメージを記号化しないことで、想像力を広げていく。
文字と出会うときのインパクトを大切にする。
普段、脳の活性化に関する講座をやっている自分としては、とても納得のいく話でした。
これが正しいとか、できるか、とかそういう話ではなく、そういう考え方やアプローチがあるということ。
それくらい知識的なものとの出会いを大切にする、ということ。
私たちも含め、今の子どもたちは小さいころからたくさんの刺激を受けてきています。
そうやって、自らが望んでいないにも関わらず、たくさんの刺激が入ってくることで、感受性が鈍ってしまうということは、ちゃんと頭に入れておかなければいけないことだと思っています。
スティーブ・ジョブズが自分の子どもには極力電子機器を与えることはしなかったという話もつながっているように思います。
以上で、幼児の部は終わりです。
それぞれ共通することがたくさんありましたが、
「自由と責任」
「感じること」
「プロセス」
そんなことがいくつかあるうちの共通点だな、と思いました。