70年前と変わらぬ子育て

漢字を習いだして間もなく、楽しそうに漢字を書いていました。

そして、子どもが書いた漢字に対して、

「○○ちゃん、ここはね、もう少しはねるといいかな。

あと、ここも見てみて。もうちょっとまっすぐ書いた方がいいかな。

もっと上手に書けるはずだよ。

一本一本がちょっと上向いたり、下向いたりしちゃってるよ。だから読みにくくなっちゃってるかな。

もう一回最初っから書いてみようか。今いったことを気を付けて書いたら、もっと良くなると思うよ。」

 

さぁこれは勇気づけでしょうか、勇気くじきでしょうか。

 

それは、この場面だけではわかりません(笑)

そのあとの子どもの表情が答えです。

このあと、この女の子は表情がさっと変わり、ひどくがっかりした顔つきになりました。

ため息をつき、唇の端をひきつらせています。そして、やめてしまいました。

 

ということで、勇気くじきの対応といえるでしょう・・・・

どうすればよかったのか?という例は、ぜひこの本を買って読んでみてください。

 

そんなところを今日の読書会ではやりました。

以前の会では、勇気くじきの場面9連発。

今日は勇気づけの事例を2つやりました。

 

そして、最後に「親もまた不完全である」ことを認める勇気を持とう、で今日の読書会は終了でした。

この最後の章で、どこが気になったかを参加したみなさんに聞きました。

「私たちは完璧ではなく、向上したいだけなのだということを心にしっかりとめておきましょう。」

「人は脆い土台の上には何も築くことはできない、しっかりとした土台の上にしか築きあげることができないのだということを思い出してください。」

「自分は誤りを犯すものだということを謙虚に認め、自分の人間的価値が失われるなどとは思わずに誤りを素直に受け入れましょう。」

「新しいテクニックを試し、それがうまくいったら万々歳です。もとの習慣的なやり方に逆戻りしてしまっても、自分を責めてはいけません。あなたは絶えずしっかり勇気を持ち続ける必要があり、そのためには「不完全である勇気」を持つことも必要なのです。」

 

次回は11月25日(金)10時~11時30分 瀬戸市蔵所町67番 瀬戸ツクルスクールです。だれでも参加できますので、お気軽にどうぞ。