投票率を上げるために小中学生のうちにできること

今週、新潟から赤坂真二先生を招いて「クラス会議セミナー」を行う。

今回で4回目。宿泊セミナーにしてからは2回目。

 

学校教育とは無縁だった私がなぜ「クラス会議」に目を付けたのか。

それは、社会に出たら、「これが会議?」というようなものが本当に多かったから。

そして、「クラス会議」に出会い、そういえば、「あ、会議の仕方、習ってないよね・・・」ということに気づき、習ってないからうまくいかないんだったら、習えばいいよね、と。

学校と社会は違うんだ、と思う人もいるかもしれないが、いわゆるあまり意味を感じられない会議は、どこか「学級会」に似ていると思った。

特定の人だけが発言をし、いろいろ意見がでたとしても、体裁上それらしい意見を出しただけで、最終的には権限を持っている人が決めてしまったり。

多数決といっても、議論の内容よりも、だたその発言者が力を持っているから、という理由で多数派になることを選んだり。

そうやって学級会を思い起こすと、「会議」と共通する点はたくさんあり、やっぱり大人になってから何も学ばなければ、それまでに学んだ通りにやってるな、と。

 

だったら、適切な会議の仕方を習慣的に小学校のうちから学んでおくことはとても意義があることだろうと思った。

 

 

そして、それから5年以上が経ち、さらに強くクラス会議を学校にぜひ取り入れたらいいのにと思った。

それは、クラス会議が投票率を上げるために有効な手立ての一つだと思うから。

今回の選挙を見て、さらに強く思った。

18才から選挙権を持つようになり、高校生は今後、必ず選挙については様々な形で教育を受けていくと思う。

しかし、それ小中学生時代にもできること、いや、しなければいけないことがある。

それは、こんなことを感じられる学びの場をつくること。

・自分は社会の一員であり、当事者であると感じること

・自分の一票が自分のいる社会を変えられるということ

・自分たちのことは自分たちで決められるという感覚

上記の3つを体感でき、毎日の生活のなかで落とし込めるのが「クラス会議」だと思う。

今回の選挙を振り返り、今後投票率を上げていきたいのであれば、これらのことを感じ、学べる機会は必須だと私は思う。

興味がある方は、ぜひ読んでみてほしい。

それほど難しいことをやっているわけではない。

だれでも簡単に始められるようになっている。