「ハチミツ」と「農場の法則」

せと・しごと塾の仲間でもあり、自主学校 瀬戸ツクルスクールでいつもお世話になっているぼちぼちファームの森田さんがつくっているハチミツを購入。

ずっと購入したいと思っていたので、よかったです。

とりあえず味見ということで、少しだけ。

「う~~ん、おいしい!やっぱり違うわ~~」

で、何が違うんだ・・・(笑)

全部なんだけど、味も香りも違う。「the 自然!」って感じ。

で、家に帰って子どもといっしょに味わう。

「おいしい!」という言葉がでたけど、どちらかというと「あれ、なんか違う」というニュアンスもあったような。

たぶん今までの市販のハチミツでは感じたことのない香りや味。

自然がブレンドされている感じかな。

そんなような話をしたら、納得していた。

ハチミツのことはよく知らないけれど、自然に任せるってことは、そういういい意味での複雑性があるってことなのかもしれないな。

 

今の塾のバックボーンに「7つの習慣」で知った「農場の法則」というものがある。

私たちは自然の法則によって生かされているに過ぎない。種を蒔いて次に実がなることはない。人生や様々な活動も、その農場の法則を大切にして営むことが、長期的によい人生につながっていく。

 

今回はその「農場の法則」をちょっと違った視点で。

 

「農場の法則」 そこに「まったく同じものは育たない」ということもあるのだと思う。

それを自然に逆らうように「同じもの」を作ろうとするから、様々な「歪み」が生まれるのだと思う。

どれだけ同じやり方をしても、まったく同じものは絶対にできないのに、あたかも「これをやっておけば、絶対成果がでる!」というような感覚を持っている人が結構いるような気がするし、それを望んだり、すがったりする人も結構いる気がする。

 

仕事ならまだしも、絶対同じ結果なんてでない子育てを、同じように考えてしまう人が結構いる気がする。

もしかしたら短期間は同じような結果がでるかもしれないけれど、長期的にみたら、きっとおかしくなると思う。

それにまったく同じ人間ができたら、それこそ気持ち悪い。

子ども(人間)こそ自然そのもの(赤ちゃんの次に老人、そして若者の順に成長しない)なのだから、たとえ同じように接していたとしても、必ずそこには「違い」が生まれる。

それが自然。

そして、その「自然」を謙虚に、真摯に受け止めながら、自分がコントロールできる自分の考え方、行動に集中することが関わる大人のできること。

それぞれの子どもにうまれる「違い」こそが自然の偉大さであり、その子が自分の人生を生きているという証拠なのだと尊敬の念を持って接することが、関わる人に大切なことなのだと思う。