子育てに必要な「遊び」

今日の瀬戸ツクルスクールの昼食買い出し。

地元の商店街にある精肉店。今日のお昼はトンカツだったので、豚ロース肉を買う。

普通のスーパーに比べればやや高いけれど、おいしいと評判なので購入。

4人分だから4枚頼んだんだけど、お店の人が、

「ちょっと大きいけどいいかな?」と。

「大丈夫で~す。」

量り売りだから、そこで正確な料金が初めて分かる。

少し端数がでた。

「あら、じゃ、これはまけとくね。」

「ありがとうございます!」

 

帰りながら、スーパーじゃこういうやりとりがないよな~。ましてや、その場で安くなるってこともないよな。

 

ちょっとしたことだけれど、こういったちょっとした「余裕」って大事なんじゃないかと思った。(もちろんどんぶり勘定はお店の経営にとっては・・・でも今回はその話ではなく。)

 

普通は値段ってお店にとってはとても大切なことだから、おそらく

「店長に聞いてみないと。」とか「私では決められません。」ってなる。

良くも悪くも杓子定規というか。

そして、そういった何事もきちっきちっとした空気が窮屈な社会の空気を出し、そして、「余裕」のない社会につながっていく。

 

なんでもかんでも、まぁいいじゃんってのは違うとは思うけれど、バランスとして、こういう「余裕」がなくなってしまうのは、実は危うい気がする。

ハンドルでいうと、「遊び」がちょっとしかないってことと同じ。

だから、少しでもずれてしまうと、あっという間にゆれにゆれ、コントロール不能にまでなってしまう。

 

こういう「遊び」がないと、社会は窮屈になる気がするし、その中で子どもを育てているママたちも窮屈な子育てになってしまう気がする。

子育ては、仕事みたいに、ある程度予測や原因がつけられるものではない。

だからこそある程度「遊び」がないと、いつも慎重にハンドルを握りすぎて、緊張感が増す。

そして、疲れる。

きっと子どももそんな親は見たくないんじゃないかな~。

子どもと接していると、確かに予想を超えることを仕掛けてくることも多々あるけど(笑)、それでもほとんどの場合は犯罪にはならない程度のものだろうから、まさに「遊び」だと思って、ゆったりと構えられるといいなぁと思う。

そうすることで、きっと子どもは伸び伸び育てるのだと思う。そして、ママたちも子育てを楽しめるんじゃないかと思う。