「説明すること」は「自立の力を奪うこと」

クラス会議で子どもが変わる

ケアリングの雰囲気(思いやりがあると同時に断固としていること)を創り出すためにすること。

ここでいうケアリングを構成する二つの基本的な要素は、「尊敬と勇気づけ」

では、具体的にどういう行動が「尊敬と勇気づけ」になるのか。

「尊敬の念に欠き、勇気くじきの行動をバリア」と「尊敬し、勇気づける行動をビルダー」として、分けて書いてあります。

今回は2つめ

 

バリア2:救い出すこと/説明すること

ここの例でもあるけれど、

「自分のことは自分でやりなさい!」といいつつ、「今日は寒いからジャンパー着ていきなさい!」

子どもからしたら、どっちやねん!って。

まぁどちらもどうなのかな?という関わりではありますが。

ただ、これが大人の役割、親の役割、先生の役割だと信じている人がたくさんいると思います。

でも実はこれは勇気をくじくことになってしまう可能性が高いということです。

 

ビルダー2:問いかけること

子どもの問いかければ、たいてい大人の考えている解決策は自分で思いつきますし、むしろ、それよりも創造的な解決策を見つけることもしばしば。

どうせ同じ答えにたどり着くのであれば、自分で考えてもらってたどり着いた方が、責任感は育つと思っています。

「で、あなたは結局なにがしたいの?」と問いかけ、

あとは本人が考えればいいんじゃないかと思います。

もうすこし丁寧にやるとすれば、いくつかの選択肢を伝えることもありかなと思っています。

さらにこれを習慣にすることで、自分自身に自分で問いかける力が育ったらいいなとも思っています。