引き続きSTePSトークででた質問より
子どもと夢への取り組みについて
気を付けていることが3つあります。
1・大人が勝手にいろいろと決めつけないこと。
2・夢を持っていることがよくて、もたないことがよくないという雰囲気を作らないこと。
3・夢=職業にしないこと。
大人が勝手にいろいろと決めつけないこと
子どもが何かやりたいこととか職業とかを行ったときに、即座に大人が勝手に思っている最短ルートを示そうとしてしまうこと。
そもそもそれが最短ルートかもわからないし、それがいいのかもわからない。でもどうせなら無駄はしないほうがいいと思っているかもしれないけれど、そもそも何が無駄で何が必要なのかは本人しかわからない。
あたかもそこへ至る道のりが一本しかないような示し方をするにはどうかなと。
夢があることがよくて、ないことがよくないという雰囲気を作らないこと
なんだか夢をはっきりと言えると、「すごいね~」という雰囲気なることが多い。
それはそれで悪いとは思っていないけれど、そういう雰囲気が、いま夢を持っていない子どもに変なプレッシャーや劣等コンプレックスをもたらしてしまうことがあるということは覚えておきたいなと思っています。
また、夢について尋ねるならば(人前で発表させたいならば)、少なくとも夢の持ち方、夢についての考え方をひとつやふたつくらいは伝えておくことは必要なんじゃないかと思っています。
夢=職業にしないこと
夢=やりたいこと=職業という構図が子どもにとっても分かりやすいといえば分かりやすいとは思うので、すべてがだめということではなく、夢というのが職業だけではないということを必ず伝えたいな、と思っています。
・夢に大小はない。
おいしいケーキを毎週土曜日に食べること!ともJリーガーになることもとっても素敵だと思います。
おいおい自己判断でその夢が大きいとか小さいとか決めるのは自由だと思うけれど、大きいほうがいいことだ、というような風にはしたくないなぁ。
・夢は形を変えて叶うこと。
子どもに何かを教えるということは、先生にならなくてもできる。思いもよらない形でそれが叶うことだってあることも伝えたい。これはいつもお世話になっている多賀一郎先生のお話ででてきたこと。
役者になりたい!という夢が叶わかったとして、学校の先生になったとする。
学校の先生は、ある意味役者的なことはたくさんある。そう考えると形が変わって夢が叶っているともいえる。
そういったこと。
・夢はひとつである必要はないこと。
夢はひとつのほうがいい。
もっというと、ひとつじゃなきゃいけない!と思っている子どももちらほら。
メジャーリーガーになってNBAプレーヤーになるのもありだし(マイケル・ジョーダン)
Jリーガーになって弁護士になったっていいと思うよ!
そんなことも伝えると思います。
とにかく、大人が自分の価値観で押し付けたり、決めつけたりしないということを気を付けています。