この本を知ったのは、昨年奈良で行われたフォーラムだったような気がします。
そのときはあまり受け取れなかったのですが、今回思春期の寄り添い方、という内容で講座を依頼されて、
「あ、今だったら自分も読めるな。」と思えたので読んでみました。
読めるな、と思ったきっかけは、10月のはじめにあった、教師仲間でもある堀内先生のクラス会議実践発表を聞いたこと。
先生のクラスは外国籍率が非常に高いクラス。
ある意味通常とはかなりかけ離れた特殊な学級といってもいい。
そんななかでの実践であるからこそ、本当に大切にしなければいけないことに踏み込めた内容だったと思う。
いろいろな状況が重なり合っているけれど、逆にそれによっていろいろな不必要なものが削られた気がした。
そんなことを思ったことがきっかけだと思う。
この本もある意味特殊な状況。
だからこそ見えてくるものがあるのはそういうことかと思い、読んだ。